6.272016
カーブガラス別作
腕時計のガラス交換修理を紹介します。ガラスの種類を説明しますと、ミネラルガラス(別名?クリスタルガラス・・一般的な時計に使われているガラス)とサファイアガラスがあり、厚みは0.8ミリ、1.0ミリ、1.5ミリが多く使われています。この厚みの範囲で(形が平らで)したら材料屋さんから取り寄せて取り付けできますが、厚みが2ミリ以上で表面がカーブしているガラスの既製品は、どこを探してもありません。
当店では、メガネ屋を兼業していますので、メガネのレンズから削り取り付けができます。(メガネ屋兼業でよかったと思える時です)
厚みが一番薄いところで2.6ミリです。
10年使い続けているメガネレンズ加工機に割れたガラスをトレースさせて、メガネレンズをセットします。ポンプで水をかけながらダイヤモンド砥石で削っていきます。
サイズは、0.05ミリ単位で調整できますので、既製品のガラスサイズがあわないときもこちらで削れます。
キレイに仕上がりました。料金は、時計の種類、ガラスの留め方によって違ってきますが、こちらの時計の作業は、5000円+税を頂きました。
※サファイアガラスは加工できません、また、ダイバー腕時計で防水性能を維持したい方もこの作業は向いていません(ガラスの端の角度を完全に合わせられないため)